続々唐獅子の独語
ボケ
ドーマ
| 「じいちゃん これは何ですか」 | 「オジー クレー ヌー ヤイビーガ」 |
| 「愛用の湯呑みです」 | 「ワーガ チカトール チャワン」 |
| 「では この方はどなたですか」 | 「アンセー クヌ チュ ヤ ター ヤミセーガ」 |
| 「愛用のばあちゃんです」 | 「ワーガ チカトール オバー」 |
| 自分の実の娘に向って「あなたはどなたですか」と聞き | ドゥ ヌ クヮン カイ ンカトーティ 「ウンジョー マーヌ ター ヤミセーガ」リチ チチュイ |
| 孫たちと菓子のうばい合いで大ゲンカはしでかす | ンマガ ヌ チャー トゥ クヮーシ バーケー シ オーエー ヤマチラ カスイ |
| 今済んだばかりの食事も「朝から何も食べていない」と言いはり | ナマ カミウワティ チャーキ ヌ ムヌ ン 「アサカラ ヌーン カデーネーラン」リチ ガーハティ |
| 「ウチの嫁は自分はすっかり食べて私には何もくれない」とわめく | 「ワッター ユメー ドゥヤ チュハーラ カドー ティ ワンニン カエー ヌーン カマサン」リチ アビ ホーティ |
| 夜中起き出しては諸所徘徊し | ユナカー サナカー ウキティ アマハイ クマハイ シ |
| 時には笑ったり沈みこんだり | ワラティ ンーチャイ トゥルバタイ |
| 四六時中目がはなせなくて | サラ ヒッチー ミークゲー ン ナラン |
| 家族全員こぞってダウン寸前 | ヤーニンジュ ン チュラーサ タキチキティ ネーラン |
| 毎日がこのような状態の連続で | メーガメーナチ クヌ ヨーナ クラシ |
| 一日とて休まるひまはなかった | ヒッチー ヤティン ユクララン |
| いつこの桎梏から抜けられるのか | イチガ クヌ シガラミ カラ ヌギラリーガ スラ |
| ボケ問題の深刻さが骨身にしみる | ドーマ リセー ドゥク ニーヌ フカサヌ |
