続々唐獅子の独語

長男	チャクシ
「親父　ぼく	「スーヨー　ワンネー
隣村のチル小を	トゥナイ　ムラ　ヌ　チルグヮー
嫁に貰いたいけど」	トゥジ　セーヤー　リチ　ウムトーシガ」

親父	スー
「それだけは絶対駄目だ	「ウリビケーゼー　チャーシン　ナランドォー
まことに言いにくい話だが	イッペー　イイグリサヌ　ハナセー　ヤシガ
チル小は実は	チルグヮー　ヤ　ジチェー
お前の妹なんだ	イヤー　ウナイ　ウットゥ　ル　ナトーンデー
今までかくして悪かった	ナママディ　シランフーナー　シ　ワッサタン
戸籍上は違うけど	クシチェー　チガトーシガ
腹違いの妹なんだ」	ハラチゲー　ヌ　チョーデー　ル　ヤンデー」

予想もしなかっただけに	ウミーンチキラン　ハナシ　チカサッティ
気も動転し	チムン　チムナラン
しょげっている長男に	ウフ　トゥルバイ　ソール　チャクシ　ンカイ

母親	イナグウヤ
「心配しなくていいよ	「シワー　サンティン　シミサ
チル小は	チルグヮー　ヤ
お前の妹なんかじゃない	イヤー　ウットォー　アランサ
恥かしい話だが	ハジカシイー　クトォー　ヤシガ
いろいろ事情があって	イルンナ　ジジョー　ヌ　アティ　ヨー
お前の父さんも	イッター　オトー　ン　イヤー
ほんとの親じゃないんだ	ヰキガヌウヤー　アランドゥ　アンデー
チル小と結婚しなさい」	チルグヮー　トゥ　ニービチ　シ　ユタササ」

あまりのうれしさに飛び上り	ドゥク　イーリキサヌ　トゥンジャー　モーヤーシ
ほんとうですか　夢ではないか	フントーヤミ　マクトゥヤミ
喜んでいいやら　あきれるやら	ウッサシガシミラ　トゥルバティガシミラ

長男	チャクシ
「どうなっているのどういう事	「ヌーガ　ヌーナトォーガ　チャーナトーガ
するとお父もお母も	アンシーネー　スーン　アンマーン
若い時浮気していたという事」	ワカサイネー　アマシミ　ソーチェーサヤー」
母親	イナグウヤ
「にた者同士だから	「ニタカマンタ　ヌル　カマーシキユル
うまくいっているのさあー」	アンスクトゥル　ナミカジン　タタン　アル」
長男	チャクシ
「父ちゃん母ちゃんありがとう	「スーヨー　アンマーヨー　ニヘーデービル
おかげでぼく助かったよ」	ワンマディ　タシキティ　キミソーチ」

なんとすばらしい御両親様	アンシ　チビラーサル　ウヤガナシー
チル小もきっと大喜び	チルグヮー　ン　チャッサガ　ウッサ　スラ
改めて御礼を申し上げます	ウンジ　ヤ　チヂ　ニ　カミヤビラ