続々唐獅子の独語
まえがき
四冊目の「続々唐獅子の独語」が結婚五十年目(金婚)という節目を得て出版することが出来ました。
今回は特に方言の単語を多く取り入れるために読書の中からメモした断片や小話等をウチナーグチに代えてみたりして題材を集め、その他「〇〇は〇〇と言い、〇〇は〇〇という」形式をとり、「沖縄口は面白い」を言う題目で十一編まで仕上げました。
単語を忘れないうちに記録して置きたいとの思いが先走って詩の内容が、雑になったり、ゆるみができたりで反省する個所が多々ありの感は否めません。シマ言葉を残したいと言う思いがとうとう、ここまで来てしまったと言う感じです。
「病膏盲に入る」とはこの事かもしれません。
先達って「沖縄方言普及協議会」に入会しました。これからも方言がますます面白くなり、会員皆さんのお知恵を借りてより広く、より深く、ウチナーグチに馴染んで行きたいと思います。
二〇〇二年六月二三日
下門次男