続々唐獅子の独語
それでよいのだ
ウリシ ユタササ
あわて者のヤブ医者 | ソーヌガー ヌ ヤブイシャ |
急患と聞いてあわてて飛び出し | キュービョーニン リ チチヤーニ ソーヌギティ |
隣の子をけとばしてしまった | トナイ ヌ ワラビ キットゥバチ ネーラン |
ワッという泣き声を聞いて | ワーナイ ソール クヰー チチヤーニ |
母親がものすごく怒った | イナグヌウヤ ヌ ハティ ゴーグチ |
「どんなに急いでも 人の子を | 「チャッサ イスジョー ラワン チュヌ クヮ |
あしげにするとはけしからん」 | キリトゥバスセー ガッティンナラン」 |
その場に飛んで来た大家さん | ウマンカイ ヤーヌヌーシ ヌ ハチッチ |
「足でよかったんだよそんなに | 「ヒサ ヤクトゥ シミテーイ ドゥク |
おこるな おこるな」 | クサミクナケー ワジーンナケー」 |
「医者のくせに人の子をけとばすなんて」 | 「イシャ ヌ ンジトーティ アンシ シミガヤー」 |
「イヤ おかみさん | 「アネー ヤシガ ウクサン ヨー |
足でよかったよ | ヒサ シ タシカトーサ |
あの人の手にかかったら最後 | アヌ イシャ ヌ テーニ カカレー カラー |
命のあった者は一人もいないんだ」 | ヌチ タシカトーセー チュイン ウランドー」 |