続々唐獅子の独語
妙薬
チチジューサル クスイ
隣に医者が移って来た | トナイン カイ イシャ ヌ ヤ―ウチーシ チャーイ |
「この度 お隣に参りました | 「トナイン カイ ウチチ チャービタン |
藪という医者でございます | ヤブ ンリル イシャ トナーイ ビーン |
お近づきの御挨拶までに | ミーシッチョーティ キミソーリ |
家伝の | ヤ― ウティ |
妙薬を一服…」 | チュクテール クスイ リシムッチ チャービタン」 |
引越しソバを | ヤ―ウチーヌ スバ |
あてにしてハズレ | アティ ソータル ムノー ハジヤキティ |
むくれた隣の男 | チラ フッキ トール トナイ ヌ イキガ |
「せっかくですがわたくしは | 「ウムンジェー ヤミセーシガ ワンネー |
病人じゃありませんから | ニンテー ウイビラン クトゥ |
お薬なんかいりません」 | クスエ― ユタサイ ビーサ」 |
医者はニタっと笑い | イシャ― カタクチワレー シ |
「イエ どうぞお上がり下さいませ | 「アイビラン ドーリン ウサガティ ンジミ ソーレー |
病気でない方でも この妙薬を口にしますと | ニンテー メンソーラン ティン クヌ クスイ ヌメー カラー |
たちまち病気にかかります」 | ウヒル ユードゥスル ビョーチ ナイビーサ」 |