琉球語の美しさ

ヤマとゥ<本土>、ヤマとゥンちュ<本土の人>

琉球では、日本本土のことを今では、内地、他府県、本土などと言っているが、昔から呼びなれて来たのはヤマとゥである。標準語のことをヤマとゥグちというし、他府県旅行のことをヤマとゥタビーといい、闘鶏のことをヤマとゥーといい、それから副詞にまでついてヤマーとゥグルーく<すばやく、敏速に>という。米軍がはいって一時はハーバー ハーバー<急げ、急げ>という言葉がはやったがとにかく沖縄人ののろさはこの言葉の上にもうかがわれる。
ヤマとゥヂーペー<非常に気の早いこと>は大和の人は気が早いことからいう。

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